ソウル一人暮らし、月の生活費シミュレーション
月13万円じゃ、足りない月もある。
正直に言うと、ワーホリの生活費で一番危ないのは「なんとなくいけるだろう」という見積もりだ。数字を置く。ソウルの一人暮らし、月の生活費は編集部推定で₩1,300,000。日本円で¥130,000、米ドルで$963だ。コシウォンやシェアハウスで暮らす想定の数字だ。なお、この試算は月々の支出だけの話。契約時の保証金(ワンルームで₩5,000,000〜)や前払いは、初期費用として別に要る。ワンルーム暮らしなら、家賃分だけ上乗せになる。
内訳はこうなる。食費は自炊と外食のミックスで推定₩350,000〜450,000。外食の回数を減らすほど下がる、素直な項目だ。交通はT-money(交通系ICカード)で推定₩60,000〜80,000。通信は推定₩30,000〜50,000。日用品は推定₩50,000〜80,000。交際費は推定₩100,000〜200,000。友達が増えるほど、ここが膨らむ。
食費の中身をもう少し開く。自炊の基本は、ご飯・キムチ・野菜・卵だ。韓国のスーパーは野菜が安い。コンビニのおにぎりやキンパも、忙しい日の味方になる。外食は週2〜3回に抑えると、推定の範囲に収まりやすい。外食の回数が、食費の額を決める。
交通の話。T-moneyはチャージ式の交通系ICカードで、地下鉄もバスもこれ1枚だ。乗り換えの割引もある。通う場所が決まったら、定期の検討もできる。いちばん効く節約は、徒歩圏に住むことだ。交通費ゼロは、毎月確実に残る。
月の生活費、項目別の目安
| 項目 | 月(推定) |
|---|---|
| 住居費 | ₩300,000〜500,000 |
| 食費(自炊+外食) | ₩350,000〜450,000 |
| 交通(T-money) | ₩60,000〜80,000 |
| 通信 | ₩30,000〜50,000 |
| 日用品 | ₩50,000〜80,000 |
| 交際費 | ₩100,000〜200,000 |
合計の目安は推定₩1,300,000(¥130,000)。2026年10月・編集部調べ。ライフスタイルにより変動します。
では収入の側。ワーホリビザ(H-1)の就労は、週25時間が上限だ。フルタイムの約束はできない。2026年の最低時給₩10,320で、週25時間・月4.33週働くと、月の収入は₩1,117,000(¥111,700、$827)になる。生活費の推定₩1,300,000との差は₩183,000。つまり、アルバイトだけでは足りない月がある。貯金を持っていくか、支出を削るか。どちらかが必要だ。これが現実だ。
交際費の現実も書いておく。友達が増えると、飲み会やカフェの誘いが増える。全部行くと、推定の上限を超える。断る勇気も、ワーホリのスキルのひとつだ。漢江でチキンを食べる夜、公園の散歩。お金のかからない楽しみを先に見つけておく。
差の₩183,000を12ヶ月で単純計算すると、₩2,196,000(¥219,600)になる。これが「足りない分」の目安だ。貯金をこのくらい持っていくか、支出を削るか。数字を知ってから渡航するのと、知らずに行くのとでは、1年後の残高が違う。
通信の選び方。韓国の携帯料金は、日本より安いプランが多い。プリペイドと月額契約、どちらも選択肢になる。家のWi-Fiが使えるなら、データ容量は小さめで足りる。契約の前に、自分の使い方を振り返る。外で動画を見るかどうかで、選ぶプランが変わる。
日用品は、均一ショップとスーパーで揃う。最初に一式そろえると出費が増えるが、2ヶ月目からは補充だけになる。初月と2ヶ月目以降で、かかるお金が違う。このシミュレーションは「2ヶ月目以降の毎月」の数字だ。
予備費も置いておく。月に₩50,000〜100,000の予備があると、急な出費があっても貯金を崩さずに済む。病院、薬、傘の買い替え。暮らしには、小さな「まさか」がつきものだ。
外食ミックスの組み立て方。平日は自炊、週末の1食だけ外食にする。これだけで食費は推定の下限に寄る。逆に毎日外食だと、上限を超える。食費の額は、習慣の額だ。渡航前に「週何回外食するか」を決めておく。
家賃の選び方も、生活費全体に効く。コシウォンやシェアハウスで推定₩300,000〜500,000に抑えると、月の合計が推定₩1,300,000に収まりやすい。ワンルームを選ぶなら、その分だけ食費か交際費を削る覚悟が要る。住まいの記事と合わせて読む。
足りない月がある。それを知っているかどうかで、貯金の減り方が変わる。
HOW TO:削れる3つのレバー
- ① 食費——外食1回を自炊に変える。週1回変えるだけで、月の食費が目に見えて動く。韓国のスーパーは野菜が安い。
- ② 交通——徒歩圏に住む。駅近は家賃が上がるが、交通費と時間で取り返せることがある。住む場所を決める前に、通う場所との距離を測る。
- ③ 通信——格安プランを選ぶ。家のWi-Fiを活用する。推定₩30,000台に収まる選び方がある。
Use this:渡航前に「食費をいくらに抑えるか」だけ決めておく。1項目の目標があると、残りは自然に締まる。
月の生活費は推定₩1,300,000。週25時間のアルバイト収入は₩1,117,000。差の₩183,000をどう埋めるか。貯金か、節約か。渡航前に決めておく。
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